プロテインを飲む時間、65研究を束ねても差は出なかった

No.014負荷×回復メタ分析・65研究・計2907人

この記事が答える問い:プロテインはいつ飲むといいのか?飲む時間帯で結果は変わるのか?

Strain 負荷この論文の位置回復 Recovery
65研究統合した試験
2907人参加者の合計
0.62kg除脂肪量の差(平均18〜55歳)
数字のない時計の文字盤のまわりに、白い粉の粒が円を描いて浮かんでいる

3行でいうと

  1. 1健康な成人のランダム化試験65本を集め、プロテインを足すことと飲む時間帯が、除脂肪量と筋力にどう関わるかを統合した。
  2. 2プロテインを足した群は除脂肪量が平均18〜55歳で0.62kg、55歳超で0.46kg多く、時間帯で分けてもどの時間にも利点は見られなかった。
  3. 3握力と脚の筋力の差ははっきりせず、筋肉の合成はデータが少なく結論が出ていない。
束になった筋線維の断面を立体で表した図
除脂肪量は、体重から脂肪を除いた重さ。筋肉などを含む。

研究の中身

研究の種類メタ分析
対象健康な成人(平均18〜55歳の群と55歳超の群・男女)・65研究・計2907人
プロテインを足した群研究ごとに異なる・飲む時間帯でも分けて解析
足さなかった群(対照)研究ごとに異なる

測った物:除脂肪量(体重から脂肪を除いた重さ)、握力、レッグプレスの筋力、筋たんぱく質の合成

結果

結果の向きプロテインを足した群は除脂肪量が多かったが、握力と脚の筋力の差ははっきりせず、飲む時間帯による差も見られなかった。
暗い空間の右下に、いくつもの小さな立方体が積み重なっている

研究の種類の位置

動物・細胞
観察研究
介入(ランダム化なし)
ランダム化試験
メタ分析
弱い原因と結果をどこまで言えるか強い

編集部の読み

要旨から読める範囲では、飲む時間より、足したかどうかのほうが結果に出ていた。

要旨によれば、時間帯で分けた解析では、どの時間帯にも利点は示されなかった。ただ、これは時間帯の差が無いと証明したのではなく、集めた試験では差が見つからなかったという意味かもしれない。筋力のほうは差の幅がプラスとマイナスの両側にまたがっており、差があるとも無いとも言えない状態だと読める。

当てはまらない人・研究の限界

  1. 1対象は健康な成人(平均18〜55歳の群と55歳超の群・男女)で、病気のある人や子どもは含まれていない。
  2. 2要旨に示された握力の結果は55歳超の群だけのもので、平均18〜55歳の群の値は書かれていない。
  3. 3筋肉の合成を調べたデータは少なく、結論が出ていない。
  4. 4要旨には試験の期間や飲んだ量が書かれておらず、2019年3月以降の試験も含まれていない。

言えること・言えないこと

言えること

健康な成人の試験を統合したこの解析で、プロテインを足した群は除脂肪量が多かった。

この解析では、プロテインを飲む時間帯による除脂肪量や筋力の差は見られなかった。

言えないこと

この解析から、プロテインを足すと握力や脚の筋力が上がるとは言えない。

この解析から、特定の時間帯に飲むのが有利だとは言えない。

この解析から、プロテインが筋肉の合成を高めるとは言えない。

出典

[1]

Wirth J, Hillesheim E, Brennan L. The Role of Protein Intake and its Timing on Body Composition and Muscle Function in Healthy Adults: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials. J Nutr. 2020;150(6):1443-1460.

DOI 10.1093/jn/nxaa049

メタ分析・65研究・計2907人/確認した範囲:要旨

2026年11月1日公開

    この記事は AI を使って作り、公開の前に要旨との照合と表現の点検を機械で行っています(編集方針)。研究の紹介で、診断や治療の代わりではありません。体調に不安がある方は医師に相談してください。