高血圧の大人77人、壁スクワットの群は上の血圧が12.9下がった
この記事が答える問い:壁スクワットを続けた人の血圧はどう変わったのか?

3行でいうと
- 1薬を飲んでいない高血圧の大人77人を、握る運動・壁スクワット・対照の3群に分け、職場で12週は週3回、続く12週は週1回の運動をした。
- 2最初の12週の後、収縮期血圧の下がり幅は握る運動の群が−11.2mmHg、壁スクワットの群が−12.9mmHgで、対照群の−0.4mmHgより大きかった。
- 3拡張期血圧には群の差が無く、対象は薬を飲んでいない高血圧の大人に限られ、測ったのは診察室の血圧だけである。

研究の中身
測った物:診察室で測った収縮期血圧(上の血圧)、診察室で測った拡張期血圧(下の血圧)
結果

研究の種類の位置
編集部の読み
1回4回の反復という短い運動で、上の血圧に対照との差が出た。
最初の12週で2つの運動の群の収縮期血圧は対照群より大きく下がり、週1回に減らした後も群の中で有意な変化は無かった。拡張期血圧には差が出ていない。壁スクワットと握る運動の差3.8mmHgは、著者自身も大きさは小さいと書いている。週1回でも下がった値が保たれた点は、運動の回数を減らした後の血圧の変化を考える材料になるかもしれない。
当てはまらない人・研究の限界
- 1対象は薬を飲んでいない高血圧(収縮期血圧130mmHg以上)の大人で、年齢や性別の内訳は要旨に書かれていない。血圧が正常な人や薬を飲んでいる人には当てはめられない。
- 2測ったのは診察室での血圧だけで、家庭や1日を通した血圧は要旨に無い。
- 3運動は職場で行った等尺性(動かさずに力を入れ続ける)の運動で、通常の上下に動くスクワットの研究ではない。
- 4壁スクワットと握る運動の差3.8mmHgは、著者も大きさは小さいとしている。
言えること・言えないこと
この試験では、壁スクワットを12週続けた高血圧の大人の群は、収縮期血圧が平均12.9mmHg下がった。
この試験では、握る運動の群と壁スクワットの群は、対照群より収縮期血圧の下がり幅が有意に大きかった。
この試験では、週1回に減らした12週の間、運動の群の中で血圧の有意な変化は無かった。
この研究から、スクワットで拡張期血圧が下がるとは言えない。
この研究から、血圧が正常な人や薬を飲んでいる人に同じ結果が出るとは言えない。
この研究から、上下に動く通常のスクワットで同じ結果が出るとは言えない。
出典
Cohen DD, Aroca-Martinez G, Carreño-Robayo J, Castañeda-Hernández A, Herazo-Beltran Y, Camacho PA, et al. Reductions in systolic blood pressure achieved by hypertensives with three isometric training sessions per week are maintained with a single session per week. J Clin Hypertens (Greenwich). 2023;25(4):380-387.
2026年11月1日公開
この記事は AI を使って作り、公開の前に要旨との照合と表現の点検を機械で行っています(編集方針)。研究の紹介で、診断や治療の代わりではありません。体調に不安がある方は医師に相談してください。


